各コースの概要
 各コースとも期間6ヶ月間、月2回の添削指導
基礎篇  ・脳力開発と情勢判断の方法(初級)
 ・孫子 <第一篇 計>〜<第五篇 勢>
応用篇  ・脳力開発と情勢判断の方法(中級)
 ・孫子 <第六篇 虚実>〜<第十篇 地形>
総括篇  ・脳力開発と情勢判断の方法(上級)
 ・孫子 <第十一篇 九地>〜<第十三篇 用間>

隔週ごとに、テキスト解説と演習問題」を発送いたします。使用教材・学習システムなどの詳細につきましては、下記をご覧ください。  


 
講座「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」のねらい

 
当講座では、脳力開発・情勢判断の方法を学びつつ、その観点から現行孫子・竹簡孫子を読み解くという画期的学習システムにより、脳力開発の神髄と孫子十三篇の体系的活用短期習得し 、それらをビジネス・生活の場で使いこなすという訓練方法を通じて、総合的に実力のある、程度の高い人間づくり・人間形成をめざしています。

 
その目的とする具体的内容を象徴的イメージとして表現すれば、以下のようになります。

1、何でも、難しい難しいと思わなくなり、困った困ったとひたいにシワを寄せなくなる。そうゆう   頭の働きになってくる。
2、困難に対する姿勢や気分が積極的で逞しくなる。ストレスも減って愉快になる。
3、悲観したり、惨めな気持ちになったりしなくなる。うしろ向きの言葉を使わなくなる。
4、 グチをこぼさなくなる。
いやだァ、大変だァ、わァどうしよう、と思わなくなる。
5、
いわゆる肚(はら)がすわってきて、目先のことにいちいち一喜一憂しなくなる。
6、概念や言葉や憶測ばかりで考える空回りのクセがなくなる。行動や事実ののつながりで具    体的に考える土台がしっかりし、実のある思考が充実してくる。
7、思考と行動が一体
となる。ともにどんどん旺盛になって、効率もよくなってくる。
8、
興味、関心の幅が広がる。創造性も豊かになる。 
9、観察が鋭く
なり効率もよくなる。
10、
問題のつかまえ方や、たて方適切ですばやくなってくる。
11、
ものごとを分析し、整理し、全体的に組み立てていく作業が大きく進歩する。そして認識が  全面的になってくる。
12、
自分の進み方の方向づけ(戦略)と、それにもとづく方法案(戦術)を体系的に、適確にうち立    てていくようになる。
13、
予測、推理、洞察といった『よみ』深く、鋭くなる。
14、
始末に困っていたようなことでも、解決できるようになる。処理も速くなってくる。
15、「権威」ふり回されたり、まどわされたりしなくなる。
16、新聞、テレビ、雑誌などに対して、出されたままの表面に流される見方でなくなる。さらにそ    こから真実の姿を適確にひっぱり出していけるようになる。
17、
討論や会議のやり方が実のある効率のよいものとなる。
18、国際情勢日本の政治経済といった複雑な大問題も、よく判るようになってくる。
19、
発想が豊かになる。
20、
 ゆるぎない主体性自主性をつくり上げていく。
21、
決断力
がよくなる
22、
進歩発展への意欲は強くなる。実際に向上は速く確かなものになる。
23、社会に対するとらえかたや姿勢が向上してくる。 人間の理解も深くなる。
24、人生の目標はしだいに高度
になる。心ゆたかな、自信に満ちた人生を歩む方へ向かっ            ていく。
25、
周囲の協力や援助を動員していけるようになる。そうゆう人物になっていく。

   
 


 
  誰にでも分かる、本講座独自のアプローチ方法 

 孫子の特色は、各篇はそれ自身おいて独立した一篇として存在しつつも、十三篇全体においては相互の有機的関係によって、あたかも『常山の蛇』<第十一篇 九地>のごとく連動する理論的体系を有しています。
 
 孫子の理解に当たっては、このポイントに着目した体系的・立体的なアプローチの方法がきわめて重要です。
 
 本講座では、この理論的体系を図や表で分かりやすく解説しています。これによって、一目で全体を把握できるように工夫されています。
 部分部分の注釈だけでは分かりにくい孫子の全体像を把握しながら、
下図にあるような体系的・立体的な学習システムによる、知識の累積的なラウンド展開を図って行きます。
 
 しかし、孫子をビジネスや生活で使いこなす為には、単に頭で理解しただけの知識では役に立ちません。
 上記の
読解と併行して、どうしても孫子原文の素読が不可欠の要素となります。このため本講座では、隔週ごとの分かり易い解説 実践的なケーススタディー演習問題により、下図のラウンド展開と素読読解がうまくかみ合うようにシステムを組んでおります。
 
 さらに脳力開発的見地から孫子十三篇への補完的な考察を行っていますので、、リーダーにとって必須の条件である脳力開発情勢判断の方法を併せて学ぶことができます。
 
 これらにより、いかに勝つか、その原則の普遍を知るとともに特殊を知り、その利用に当たっては、みずから考える者でなければならない、という兵法の本質的な思考方法を体得できます。
 
 孫子の曰う「
正鵠を射た理念とは何か」「それに基づく戦略とは何か」「それを首尾一貫して遂行する指導力とは何か」を明快に知ることができます。これを是非あなたのものにしてください。
人生の岐路
苦難に立たされたとき、孫子よき参謀としていつでも貴方のとなりに座ります。


孫子十三篇の理論的体系を踏まえた学習システム

 
孫子の戦争観・用兵思想
@ 素読(そどく)
音読み訓読み併読法により毎日一篇づつ素読すれぱ(六千余文字の)十三篇は約二週間で一巡し年間で百回を数える。
A 理論の体系図
孫子十三篇の全体構造を表したものであり、その実践的な哲学(思想)の趣旨・理念を容易に把握することができる。
B 各篇毎の構成分類
左の体系図における各篇ごとの要旨・骨格・具体的内容の大略を通観するものであり、言わば質的内容である。
@ 各篇本文(原文・読み下し文)の一字一句に至る徹底した語釈と解説
深遠にして難解な孫子ゆえに、まずその基本を徹底的に理解することが重要。
A 校勘(数種の異本を比べ考えて、異同を正し本文を整理すること)
現行孫子の主要論点を漏れなく簡潔にまとめるとともに、合わせ鏡として「竹簡孫子」との異同を考察し、新たな視点から理解の徹底を図るもの。これにより、孫子兵法の真髄たる兵法的思考力を養うことができる。「竹簡孫子」とは、1972年中国山東省臨沂県銀雀山で発見された前漢(西漢)の初期の墓から出土した「孫子兵法」十三篇を言う。現行孫子の嚆矢たる「魏武注孫子」を遡ること約400年前の最古のテキストであり、原典「孫子」に最も近いものである。
B 具体的事例と解説
臨機応変・状況即応を旨とする孫子兵法の真髄を把握するために、適切にして具体的な事例を挙げて理解の徹底を図っている。
C 参考資料
脳力開発「基礎編」、脳力開発「指針集」、城野宏論文集ほか


使用教材


T.テキスト
(各篇ごとの解説と演習問題 全36回 計 A4・737枚 校註 佐野寿龍)

@ 【基礎篇】<第一篇 計>〜<第五篇 勢> 解説と演習問題 第一回〜十二回(計A4・230枚)
A 【応用篇】<第六篇 虚実>〜<第十篇 地形>  同上    第一回〜十二回(計A4・269枚)
B 【総括篇】<第十一篇 九地>〜<第十三篇 用間>  同上 第一回〜十二回(計A4・238枚)


U.サブ・テキスト

@ 脳力開発入門(基礎編) 脳力開発センター
将師の書たる「孫子」を理解するために必要不可欠な「視野の広い柔軟な思考法」を学ぶには最適である。広義の脳力開発の概要と主として狭義の脳力開発(基礎習慣づくり)について解説している(どちらかと言えば理解のための本)。

A 脳力開発指針集 脳力開発センター
理解のための本ではなく、実生活の中で十分に使いこなすべき「道具(地図や辞書のようなガイド)として作られている(この点は孫子と全く同様である)。前記「基礎編」と併用して「問題解決の基本ステップ」等に従い、これを頻繁に活用することによって「指針」が実際に脳細胞回路として定まってくる成果につながる。」

B 武岡淳彦監修 佐野寿龍校註「孫子兵法」 ありあけ出版


オンライン講座のやり方

(1) 始めに上記のサブ・テキスト@AB、およびメイン・テキスト@の初回分として「基礎篇第一回・第二回解説と演習問題」を郵送または宅配便にて送付いたします。

(2) 上記テキストの熟読玩味・孫子原文の素読を中心とした自主学習を行い、二週間を一応の目安として演習問題(レポート)をご提出していただきます。レポートは、ワードで作成し、メールの添付ファイルでご提出していただきます。

(3) 当方では、演習問題(レポート)を受領後、速やかにこれを添削の上、PDFの添付ファイルでご返送いたします。併せて、メイン・テキスト@の二回目分として「基礎篇第三回・第四回解説と演習問題」を同じくPDFの添付ファイルでご送付いたします。

(4) 以下、基礎篇第十二回まで同様のパターンでレポートのご提出とそれに対する添削文のやり取りが行われます。レポートと併せてご提出いただいている「リソース評価表」によって受講生の理解度・疑問点などを把握し、それを踏まえてのきめ細かな添削を行い、的確な解答例を示します。ご質問などは、Eメール・FAX・TELなどで納得ゆくまで自由に行えます。

(5) このオンライン講座と、当サイトの「孫子談義」「孫子時評」、そして「メールマガジン」との三位一体の活用により、難解とされる孫子が体系的・立体的・総合的に体得できるシステムですので、安心して勉強が進められます。

 

 


 
基礎篇・カリキュラム

毎月・隔週ごとに、テキスト「解説と演習問題」を送付いたします。
内容は、
基礎篇が下記の通りとなっております。


一、脳力開発の趣旨と概略
  (1)脳力とはなにか
  (2)脳力開発のねらい
  (3)どのようにやるのか
  (4)基礎部と応用部(サブ・テキスト脳力開発入門<基礎編>と指針集の     関係)

二、孫子兵法と脳力開発について
  変革のための指針(真のリーダーのための心得

三、脳力開発(狭義の脳力開発と情勢判断学を含む広義の意)の体系及び   体系図

四、 狭義の脳力開発とは(基礎習慣づくり・三面11項)
  (1)
精神的姿勢の確立(基礎習慣づくり 第一面3項)
    
@自分で主体的にやる姿勢をつくろう
    Aいつも進歩発展をめざす姿勢をつくろう
    B他人の利益もはかる姿勢をつくろう


  (2)思考方法の整備(基礎習慣づくり 第二面・5項)
    @常に中心点を明らかにし、中心・骨組みで考える習慣をつくろう
    A常に両面とも考え、どちらが主流かも考える習慣をつくろう
    B立場・観点を整理し、多角度から考える習慣をつくろう
    C確定的要素から出発して考える習慣をつくろう
    D行動のつながりで具体的に考える習慣をつくろう

 
  
(3)実際知識の拡大(基礎習慣づくり 第三面・3項)
    @知識はすぐに使う習慣をつくろう
    Aできるだけたくさんの物事に首を突っ込む習慣をつくろう
    Bできるだけたくさんの人に接触する習慣をつくろう


五、情勢判断学とは
  情勢判断の十六角度の思考プロセス

六、脳力開発(広義)のねらい
  
総合的に実力のある、程度の高い人間づくり・人間形成

七、
兵法とは
  ・兵法の体系 ・謀攻と戦法の関係 ・戦法と兵術の関係 ・戦略と兵法  の違い

八、
脳力開発のやり方の趣旨
  
(1)脳力とはなにか
   
@能力ではなく脳力の開発
   
A脳力とは脳細胞回路による結果
  
(2)人間の脳は原理的にはコンピューターと同じである
  
(3)どのようにやるのか(やり方の趣旨)
   
@三大実行方針 @行動せよ A実行せよ B反復せよ
   
A脳力開発の指針について
   
B変革のための指針
   
C展開の三原則 T長期反復・具体反復 U全体参加 V核の強化

九、
基礎篇 第一回演習問題


一、
孫子十三篇の理論体系図(全体構造)について

二、
体系図の解説
  (1)各篇の趣旨と相互の有機的関係の大要
  (2)情報篇と用兵篇の関係
  (3)孫子兵法と実践の関係

三、
孫子を学ぶ意義と方法 ―真のリーダーのために―

四、
素読の意義と重要性について

五、戦わずして勝つから戦いて勝つまでの戦略
  <第一篇 計> <第二篇 作戦> <第三篇 謀攻>前半・後半 <第十三篇 用  間>の相関関係について

六、
状況判断及び決心について

七、基礎篇 第二回演習問題


一、<第一篇 計>の構成分類表

二、
孫子の戦争観と用兵思想
  (1)中心思想としての
巻頭言の真意
  
(2)巻頭言の趣旨
  (3)巻頭言と<第十二篇 火攻>後半(全用兵論の総結言)との関係

三、<第一篇 計>前段(
客観的要素の戦争判断 その一)・五事について
  (1)五事・七計とは
  (2)五事の分類と構成

  
(3)五事の分説
  
(4)五事の結言

四、<第一篇 計>前段
(客観的要素の戦争判断 その二) ・七計について
  (1)七計とは
  (2)七計の分説
  (3)七計の結言

五、五事・七計と
<第十三篇 用間>との関係

六、<第一篇 計>と脳力開発<問題解決の基本ステップ>との関係

七、基礎篇
第三回演習問題


一、<第一篇 計>
中段(主体的要素の戦争判断 その一)・内謀について
  (1)戦略に勝目(勝つための目算)が輝き、勢い(一種の優勢)があること
  (2)戦略的統一性があること(戦略理念共有の意義)

二、<第一篇 計>中段(主体的要素の戦争判断その二)
外謀・制権について
  (1)外謀の必要性
  (2)制権の意義・詭道との関係

三、<第一篇 計>
中段(主体的要素の戦争判断 その三)・詭道について
  ・詭道は、
勝ち易きに勝つを目的とする兵法の本質である。

四、 <第一篇 計> 後段・
廟算について
  
・廟算は、内謀・外謀・詭道にもとづく戦争の総合判断である。
  
五、脳力開発
<戦略の確立・確定のステップ>について

脳力開発<戦略と戦術> <戦略的統一>について

七、基礎篇
第四回演習問題


一、
<第二篇 作戦>の構成分類表

二、篇名にいう
「作戦」の意味
 ・戦略確立の大前提となる
基礎的な思考方法を論ずるものである。言い換えれば、正鵠を射た理念の確立とそれに基づく戦略との関係を説くものであり、そのゆえに、まさに孫子兵法の普遍性を象徴するものとも言える。

三、<第二篇 作戦>前段
(客観的要素の戦争判断 その三)・戦争と経済
  (1)戦争の
原理的・本質的検討と戦費の一般原則
  (2)本篇前段と<第十三篇 用間前段との関係>
   ・戦争の不経済性ゆえに、両者は相応ずる関係にある。

四、<第二篇 作戦>中段・用兵の害
  (1)戦争の
意義的・価値的検討(優先立場・中心目的)について
   ・対多敵配慮と自己保全(戦争は勝ちを貴ぶも本旨は自己保全にあり)
  (2)拙速の真意
   
・「拙速」と<第十二篇 火攻>後半・ <第十三篇 用間>との関係
  (3)中段・結言

   ・用兵の
の両面を尽く知ることが、善く戦う者たるの道である。

五、基礎篇 第五回演習問題


一、<第二篇 作戦>後段・
用兵の利
  (1)
敵の力を逆用するための基本的理念(不殺不戦の思想と調略)
   @「故に、敵を殺す者は怒りなり」の意味
   A「敵に取るの利は貨なり」の意味

  (2)
戦略レベルで敵の力を逆用する方法(その例示)

  (3)
戦闘レベルで敵の力を逆用する方法(その例示)

  (4)後段(
用兵の利)の結言
   ・「是れを、敵に勝ちて強を益すと謂う」の意味

二、<第二篇 作戦>結言
   ・
拙速(強者の戦法)と、その反面たる持久戦(弱者の戦法)との関係
   ・
本篇と<第十一篇 九地>との関係

三、基礎篇
第六回演習問題


一、 <第三篇 謀攻>の構成分類表

二、戦わずして勝つ・
孫子の戦争観
  戦争の本質は意志と意志との闘争であるから、その心を攻め、敵国の 意志を挫くのが戦争行為の目的。その為の手段は無数にあるにも拘わらず、ただ武力戦による殺傷破壊の手段だけしか知らぬ戦争は知恵のない馬鹿げた戦争である。

三、戦わずして勝つ・
軍事力運用の形態と目的と手段の体系的構造
  (1)
軍事力運用の形態
   @最上策……戦わずして勝つ
   A上策(上兵)……謀を伐つ
   B次善策……交を伐つ
   C次々策……兵を伐つ
   D下策(下兵)……城攻め(ただし、無策は不可)
   E最下策……無策による城攻め(此れ攻の災いなり)
  (2)
目的と手段の体系的構造
   ・一つの目的・目標に対し手段(代案)は複数ある。←「何のため?」という問いかけによって上位レベルを考えていき、「どのように?又は、「代案は?」という問いかけによって下位レベルを検討する。

四、
謀攻(調略)の法とは
  ・戦いは要するに知能戦(謀攻)が最高のものであり、その成否の要をなすものは情報である。孫子はこれを 「用間は兵の要にして、三軍の恃みて動く所なり」<第十三篇 謀攻>、「彼を知り己を知らば、百戦殆うからず」<第三篇 謀攻>と曰うのである。彼を知るとは、己の弱さを知り己に打ち克つという将の資質に関する問題でもある。

五、基礎篇
第七回演習問題


一、兵家のバックボーンとしての弁証法的思想
  (1)易経の弁証法的世界観
  (2)老子の弁証法的世界観
  (3)弁証法 とは
  (4)唯物弁証法とは
  (5)
唯物弁証法の流れを汲む毛沢東の物の見方・考え方
   @自分の頭で考えよ
   A現状と習慣にとらわれるな
   B客観的事物から出発すること
   C問題と調査研究
   D主観性・一面性・表面性は禁物


二、事物の変化を重視する孫子の弁証法的思想
  (1)「能く敵に因りて変化する」事例
  (2)「戦わずして勝つ」から「戦いて勝つ」の事例 その一
   〜赤穂事件に見る大石内蔵助の場合〜
  (3)「戦わずして勝つ」から「戦いて勝つ」の事例 その二
   〜ペルー日本大使公邸人質事件におけるフジモリ大統領の場合〜

三、戦いて勝つ
・兵力比に応ずる戦いの理
 (1)強者の戦法
 
(2)兵力比互角の戦法
 
(3)弱者の戦法

四、戦いて勝つ・戦略的統一と独立指揮権の意義

五、戦いて勝つ・勝ちを知る五法

六、結言
  「彼を知り己知らば、百戦殆うからず」(勝ちを知る五法の、第三編 謀攻全体の、そして第一篇〜第三篇の総論部分の結論)

七、基礎篇 第八回演習問題


一、<第四篇 形>の構成分類表

二、<前篇 謀攻>に曰う「兵力比に応ずる戦いの理」と<本篇 形>との関係
  
兵力比互角の戦法の基本原理とその汎用性

三、<第四篇 形>・前段について
  (1)
不敗の態勢(攻撃前の形)と敵の敗形、及びその主体との関係(原因と条件)
  (2)戦いの終局目的から見た攻撃・防禦両戦闘形式の関係(攻撃の優位性・防禦の劣位性) 
「勝つ可からざる者は守るなり。勝つ可き者は攻むるなり」
  (3)攻撃・防禦両戦闘形式の本質的・原理的関係(防禦の優位性・攻撃の劣位性) 「守るは則ち余り有ればなり、攻むるは則ち足らざればなり」

四、本篇
・前段の結言
  (1)
不敗の態勢(攻勢防禦)とは、上記(2)(3)の相矛盾する二つの方法を、言わばヘーゲルの弁証法にいう正・反を止揚する「合」の如く調和統一したものである。このことを端的に表現するものが本篇・前段の結言である。
『昔の善く守る者は、九地の下に蔵れ、九天の上を動く。故に、能く自らを保ちて、勝ちを全うするなり。』

  
(2)前段に見る「現行孫子」「竹簡孫子」との根本的な相違点

五、基礎篇 第九回演習問題


一、<第四篇 形>の中段について
  (1)兵法の本質
(勝ち易きに勝つ・詭道)と不敗の態勢の意義
   @世間の人が予見するような勝ち方、あるいは天下の喝采を浴びるような勝ち方は最上の勝ちではない。
   A兵法の本質は
「勝ち易きに勝つ・詭道」にあり。
   B最上の勝ちの秘訣は、楽勝できる条件をつくり必敗の敵を撃つことにある。
  (2)
まず勝ちて後に戦う(中段の結言)
   『
是の故に、勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いで而る後に勝ちを求む。

二、<第四篇 形>の後段について
  (1)
不敗の地に立ち、「必敗の敵」に勝つための条件
   @
戦の道(以上述べてきた勝敗を分ける道理)をよく修め習うこと
   A古兵法に曰う
五事の思考法に則り、詭道による勝利の可能性を算定すること。この条件を堅持・実践するゆえに『能く勝敗の正(支配者)と為る』のである。
  (2)
会戦における戦略判断の基礎をなす五事の思考法とは
   ・『地は度を生ず。度は量を生じ、量は数を生じ、数は称を生じ、称は勝を勝ず』。この言は、<第十篇 地形>の『夫れ地形は兵の助けなり。敵を料りて勝ちを制し、険阨・遠近を計るは、上将の道なり。…』を曰うものでもある。
  (3)後段・結言の
「天秤ばかりの比喩」の真意
  不敗の態勢をつくり、必敗の敵に勝つ真の原因は、
そうしようと意欲し行動する人間の主体性・自覚的能動性にある。

三、<第四篇 形>の結言
  
『勝ちを称る者の民を戦わしむるや、積水を千仞の谿に決するが若きは形なり』この言は、必勝の形(準備態勢)を秘めた軍が、敵の敗を失わずして一気に攻撃に転ずるその勢いの激しさを形容するものであるが、そのゆえにまた、本篇の後篇として兵力比互角の戦法を論ずる<次篇 勢>の結言、『故に、善く人を戦わしむるの勢い、円石を千仞の山に転ずるが如き者は、勢なり。』と必然的に相呼応するものとなる。

四、基礎篇
第十回演習問題


一、<第五篇 勢>の構成分類表

二、<第三篇 謀攻>の
「兵力比に応ずる戦いの理」と<本篇 勢>との関係
  ・本篇は、<前篇 形>の後篇として
「兵力比互角の戦法」を論ずるもの

三、篇名に曰う「勢」の意味

四、前段・「勢」のメカニズム(仕組み・構造)
  (1)組織編成の方法
  (2)
奇正とは
  (3)本篇 前段の前提をなす
孫子兵法の体系・根本的思想
   @戦いとはそもそも何なのか
(戦いは、形をもって相勝する者なり)
   A戦いと奇正との関係
   B
形と形の争いと「勢」との関係
   Cゆえに勢を生じさせる要素は
分数・形名・奇正・虚実となる

五、基礎篇
第十一回演習問題


一、 <本篇 勢>中段・「勢」と奇正の変について
  (1)
「戦いは正を以て合い、奇を以て勝つ」とは
  (2)戦例:長篠合戦における織田信長の場合
  (3)「善く奇を出だす者」とは
  (4)奇正の変と「勢」の関係

二、「勢」と「節」について
  ・「弩」の機能を引き合いに出して「
勢の理論」を比喩的に解説
  ・
戦闘力の同時集中使用の意義を示唆、逐次使用を厳に戒めている。

三、奇正・虚実の用兵
  ・
分数・形名・奇正のよく練熟した備えを以て敵をわが思う壺に嵌め、「勢」をいかにして演出するかの具体論。<第十一篇 九地>の順詳戦略と同じ趣旨である。

四、戦いは「勢」にあり
  (1)「故に、善く戦う者は、之を勢に求めて、人に責めず」
   ・
「勢」はあくまでも生じさせるべきものであり、それを構想し、そのためのシステムをつくり、それを演出する最高主体者は将軍に他ならない。
  (2)「故に、能く人を択びて勢に任ず」
   ・「勢」を
推進する人材の育成・選抜・適切な部署配置。
  (3)「勢に任ずる者は」〜「方なれば則ち止まり、円なれば則ち行く」
   ・「勢」の総合演出者たる将軍の人の動かし方。

五、結言
(善く人を戦わしむるの勢い、円石を千仞の山に転ずるが如き者は、勢なり)
  ・
用兵の極致が円石を千仞の山から転がすような「勢」の利用にあることを力説するもの。本篇は<前篇 形>の後篇として兵力比互角の戦法を論ずるものであるから必然的にこの言は、<前篇 形>の結言
「勝ちを称る者の民を戦わしむるや、積水を千仞の谿に決するが若きは形なり」前後相照応するものとなる

六、基礎篇 第十二回演習問題

 


 
使用教材
画像をクリックすると、それぞれの説明が表示されます。

サブ・テキスト
ハンドブックタイプ 196頁
脳力開発センター
ハンドブックタイプ 202頁
脳力開発センター
孫子兵法 四六判 492頁
ありあけ出版
 


 
メイン・テキスト【基礎篇】 第一回〜十二回(計A4 230枚)

孫子のポイントを詳細に解説・各篇ごとの全体系に占める位置づけと相関関係の詳説・活用の指針及び演習問題

 


 
添削指導の先生方

武岡 淳彦(たけおか ただひこ 孫子塾 初代塾長)

1922年生まれ。陸軍士官学校卒(陸士歩兵55期)。兵法経営研究家・大橋武夫氏に師事、本格的に孫子の企業経営的な視点、特に、トップ・マネジメントのあり方などの研究に携わり、多くの論文、著書を発表。1992年勲三等瑞宝章を受ける。「武岡戦略経営研究所」を主宰し、また「国際孫子クラブ」の運営にあたる。著書に「リーダーシップ孫子」(集英社)、「孫子一日一言」「孫子の経営学」(経営書院)、「弱者の戦略・強者の戦略」(PHP研究所)など多数がある。

※武岡先生は、平成12年2月1日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

………………………………………………………………………………………………………

佐野 寿龍(さの としろう 孫子塾 塾長)


1946年山梨県身延町生まれ。甲斐源氏加賀美二郎遠光の末裔。拓殖大学政経学部68期卒(拓空会)。元ラジオ日本報道記者(報道番組制作に携わる・都庁鍛冶橋記者クラブ他担当)。 応用心理学を多々良省三氏に、脳力開発・情勢判断学を城野宏氏に師事。兵法全般を大橋武夫氏に学び、その没後は、後継者である武岡淳彦氏に師事、主として孫子兵法と軍事学を学ぶ。松濤館流空手・古伝空手・琉球古武術・柔道・銃剣道・杖術他武道修行歴43年。
現在、日本空手武道会 拓心観道場師範。併せて「孫子塾」を主宰し、「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」を提唱している。

 


 
受講生の声

本当に孫子兵法を学べば学ぶほどに、他分野のことが、とりわけその本質が手に取れるようになってまいりました。この混迷の時代、まさに日本社会の指導者層こそ孫子塾で学ぶ必要があることを痛感いたしました。(京都市・大学教員)

二千数百年前に書かれたものが、(バイブル、経典と同様)今に生きていることに驚かされました。脳力開発で学んだ事を、地で言っているのは、まさに驚きでした。これこそ主体的に生きる源であり、リーダーが体得すべき兵法と思いました。(廿日市市・会社経営)

先生の解説は読めば読むほど、孫子の奥深さが分かってきます。形・勢にしても、「あいつは何だか変だと思っていたが、やっぱりそうか」と、これまで不審に思っていたことが形に現れ全体像を掴んだとき、謎が一気に解けるに似ています。(札幌市・社会保険労務士)

深く考えさせられました。時々トンチンカンな答案を送り、ご指摘を受けましたが、深く考えないと答案が書けませんでした。ともすればあまり考えずに、生活を送っている自分にとって、とても良いことでした。解答案をメモして、数日後大幅に修正したことが何度もありました。思考は深まるものだと実感した次第です。(町田市・NPO理事)

若かりし頃に「弁証法だ」「唯物論だ」と騒いでいたことがあります。あれは結局「おまじない」みたいなものだった。何しろ自分の生活それ自体をその観点から見たことがなかった。この講座を学んでみて初めてそのことに気が付かされました。(名古屋市・財団法人職員)

<第八篇 九変>は、短い文章の中に非常に深い内容が詰まっていることを知り、驚きました。九変の術を身に付けるには、徹底的に自分の頭を使って考え行動してみて、体得することが必要だと分かりました。(習志野市・男性・団体職員)

岩波文庫の計篇(第四)の該当箇所とは意味内容が大変に違う。これが校勘の大切な所以で有りましょう。今の今まで、校勘というもの軽く考えていました。不明の至りです。(横浜市・地方公務員)

前回、添削して頂いた「背水の陣」の事例で、九変の術が少し分かったような気がします。戦う相手が誰かというのも、判断をする際に非常に重要な要素になるということですね。当たり前のことでありながら、思考の過程から抜けてしまう自分に未熟さを感じますが、それゆえに孫子の魅力が膨らみます。(福岡市・経営コンサルタント)

いつも暖かいメッセージに励まされています。講座を受講して、つね日頃から自分自身の行動を振り返ってみることの大切さを知りました。講座は、素直に自分の行動、実戦へと結びつけていける内容です。自分でよく考えること、その基礎習慣づくりの重要性を学びました。(鳥取市・女性、40代)

今までの自分が、自分の足で歩いてこなかったことに気づかされました(歩いている“つもり”でしたが…)。改めて、より実りのある生き方ができるよう、さらに向上したいという気持ちで一杯です。物事の根本を求めるのは、厳しいことですが、また楽しいことでもあると思いました。(大学講師、男性、30代)

この講座を受け始めてからは、今まで自分なりに考えてきたことや行ってきたことが、ひとつの体系として頭 の中で整理されていきます。これまで部分的、断片的に考えていた諸々のことが、新たにひとつの線で結ばれて行く感じです。(川崎市・会社役員、男性、30代)

「九地」の一つ一つがこれほど深く読めることに驚きました。これが「大きく叩けば大きく響く」ということなのだと実感いたしました。(倉敷市・会社員)

具体的な人間の動きを測定する」、「人間生活の実態利害を深く追求する」などの文言をこの講座で何度も目にしているうちに、自分の人生に関するヒントがつかめるような気がしてきました。(川崎市・会社員)

 


 
受講申し込みの要領

参加資格 新制高等学校卒業以上の学力を有するもの
受講方法  通信教育により行います。月2回・6ヶ月修了
 講座の初めにサブ・テキスト3冊と、メイン・テキストの第一回「解説と演習問題」が手元に送られます。
 以後、隔週ごとに第二回目以降のメイン・テキスト「解説と演習問題」を送付します。演習問題に沿って、各自答案を作成してください。答案をお送りいただくと、指導講師が丁寧な添削を行った上で返送します。答案に関する質問、答案の提出はいつでも自由にできます。
費用
内訳 教材費 受講料 小計 消費税 合計
オンライン 10,000 24,000 34,000 1,700 35,700
郵送 10,000 36,000 46,000 2,300 48,300
申込方法  受講を希望される方は、受講申込書と郵便払込用紙(手数料無料)をお送りいたしますので、住所と氏名をメールでお知らせください。振込みが確認され次第、サブ・テキスト3冊と第1回のメイン・テキスト「解説と演習問題」を送付します。
 お急ぎの方は、代金引換(郵便・宅配便)にて、テキストを一括送付いたしますので、「代金引換希望」と明記してください。
申込先
  • 〒333ー0801
  • 埼玉県川口市東川口2ー15ー5
  • 孫子塾 あて
  • TEL 048−294−3488(代表)
  • FAX 048−294−3235
                    孫子塾 E-mail
 




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